物語
高校2年生の健太は恋人の香織、親友の大輔、和也とともに、それなりに楽しい高校生活を送っていた。香織はスタイリストを目指して上京を考えている女の子。そのまっすぐな眼差しに、健太も自分の可能性や将来について考え始めるのだった。
そんな矢先、突然の事故が健太を襲う。治療の甲斐なく下半身不随になってしまった健太は、“車椅子生活になる”という現実を受け入れられず、周囲を拒絶する。だが、入院先の病室で同室になったヘンなオヤジ・坂田や、車椅子バスケットをしている誠との出会いで、徐々に明るさを取り戻していく。
学校に戻った健太は、障害をもった自分を受け入れてくれた香織に対して素直に接することができないまま、誠が所属する車椅子バスケのチーム『北イーグルス』に入る。激しいぶつかり合いとスピード…まさに格闘技さながらの車椅子バスケットの世界に、健太は自分の新しい居場所を見出していく。新しい人生をつかむため、健太の挑戦が始まる…。