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ヴァイブレータ

上映会場:柏市 スペイン料理店「アモール・デ・ガウディ」
上映時間:2005年10月16日 19:30〜
上映会場:流山市 杜のアトリエ黎明
上映時間:2005年10月16日 16:00〜

第16回東京国際映画祭コンペディション公式参加作品
ベネチア国際映画祭出品作品
トロント国際映画祭出品作品
バンクーバー国際映画祭出品作品
2003年/日本語/95分/ステューディオスリー=シネカノン

監督:廣木隆一

1954年 1月 1日 生まれ 福島県出身。
アテネフランセの映画技術美学講座で学んだ後、山本晋也、中村幻児監督に師事。82年「性虜!女を暴く」で監督デビュー。93年「魔王街・サディスティックシティ」が、ゆうばり国際冒険ファンタスティック映画祭ビデオ部門グランプリを受賞。1994年には「800」でキネマ旬報7位、文部大臣芸術選奨新人賞を受賞。サンダンス・フィルム・フェスティバルに応募したオリジナル・シナリオでスカラシップを獲得し、渡米。帰国後も「ゲレンデがとけるほど恋したい」「天使に見捨てられた夜」「不貞の季節」など話題作を生み出している。

物語

フリーライターを生業としている31歳の女性、早川玲は頭の中から聞こえる様々な声に悩まされて精神状態を崩し、アルコールに依存していた。そんな彼女がコンビニで出会った、ひとりの男。玲の頭の中で「いい感じ」「あれ、食べたい」と声がした。玲の視線に気付いた男は、すれ違いざまに彼女の体に触れていく。やがて玲は男のトラックに乗り込む。男は長距離トラック運転手の岡部希輝。岡部のトラックに乗り込み、体を重ね合う玲。夜が明け、一度はトラックを降りた玲だったが…。

解説

赤坂真理の人気同名小説を『Wの悲劇』『KT』などの脚本で知られるシナリオライター・荒井晴彦が脚色、『東京ゴミ女』『不貞の季節』の廣木隆一が監督した孤独な男女の物語。心に問題を抱えた女がコンビニで出会った男のトラックに同乗、ほんの束の間訪れた行きずりの恋に癒される姿を描く。主演の早川玲には『赤目四十八瀧心中未遂』で毎日映画コンクール主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、日本アカデミー賞主演女優賞など数々の映画賞を総なめにし、今もっとも脂の乗っている女優・寺島しのぶ。相手役のトラック運転手、岡部希寿には『殺し屋1』(01)、『OUT』(02)、『アイデン&ティティ』(03)などでその演技力が高く評価されている大森南朋が扮している。他に警官役で今や日本の映画界に欠かせない存在として活躍し、テレビのナレーションでも人気の個性派俳優、田口トモロヲが出演している。

スタッフ

  • 監督:廣木隆一
    製作:高橋紀成
    プロデューサー:森重晃、青島武
    原作:赤坂真理 『ヴァイブレータ』(講談社文庫刊)
    脚本:荒井晴彦
    撮影:鈴木一博
    美術:林千奈
    音楽プロデューサー:石川光
    録音:深田晃
    助監督:宮城仙雅
    製作:ヴァイブレータ製作委員会

キャスト

寺島しのぶ、大森南朋、田口トモロヲ、戸田昌宏、高柳絵理子、牧瀬里穂(友情出演)、坂上みき(友情
出演)、村上淳(友情出演)、野村祐人(友情出演)
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