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雲のむこう、約束の場所

上映会場:柏市 アートコンプレックス 「MONAIZO」
上映時間:2005年10月15日 19:00〜 / 2005年10月16日 10:00〜

第59回毎日映画コンクール アニメーション映画賞受賞
韓国SICAF2005 コンペティション Feature Film部門優秀賞受賞
第36回日本SF大会 星雲賞アート部門受賞
2004年/日本/カラー/1時間31分/ヴィスタサイズ/ドルビーSRMakoto Shinkai / CoMix Wave

監督:新海 誠

1973年長野県生まれ。2000年「彼女と彼女の猫」、2002年、フルデジタル作品「ほしのこえ」を発表。同作品で新世紀東京国際アニメフェア21「公募部門優秀賞」、第6回文化庁メディア芸術祭「デジタルアート部門特別賞」ほか多数の賞を受賞。2004年に公開された「雲のむこう、約束の場所」は第59回毎日映画コンクールでアニメーション映画賞を受賞し、第36回日本SF大会星雲賞アート部門では二度目の受賞を飾った。そして、韓国SICAF2005のコンペティション・Feature Film部門では優秀賞を受賞した。

物語

日本が南北に分断された、もう一つの戦後の世界。米軍統治下の青森に暮らす少年・ヒロキとタクヤは互いに同級生のサユリに憧れていた。そんなふたりは謎の巨大な「塔」まで飛ぼうと小型飛行機づくりに熱中していた。誓い合っていた。それから3年。中学三年の夏に突然、東京に転校してしまったユカリがあの夏以来ずっと原因不明の病で眠り続けていることを知ったヒロキは、タクヤとともに眠り姫を救う騎士となる。そして彼らは思いがけず謎の「塔」とこの世界の秘密に近づいていく。

解説

2002年にフルデジタル短編アニメーション映画『ほしのこえ』で映像界に鮮烈なデビューを飾った新海誠。たったひとりで作ったこの作品で、彼は短編映画館トリウッドの動員最多記録を塗り替え、新世紀東京国際アニメフェア21「公募部門優秀賞」、第6回文化庁メディア芸術祭「デジタルアート部門特別賞」、第8回AMD AWARD「Best Director賞」、第34回星雲賞「メディア部門・アート部門」など多数の賞を受賞幾多の賞を受賞。DVDは国内で6万枚以上のセールスをあげ、現在世界16ヶ国でリリースされるなど、世界中がその才能に注目した。
そんな新海監督の初長編作品である本作でも、原作・脚本・監督・撮影・美術を自身が手がけ、その作家性をあますところなく発揮している。
監督を支えるスタッフには、音楽に『ほしのこえ』でもタッグを組んだ天門、作画監督に「NHKみんなのうた『笑顔』」でも息の合ったところを見せた田澤潮。そして美術に、実写映画の美術・絵画制作等を担当して来た丹治匠が加わり、新海の映像美に更なる深みを与えている。ひとりで作った前作に続き、今回もスタジオ製作とはまた違うアニメーションの形に挑戦している。

スタッフ

  • 原作・脚本・監督:新海誠
    キャラクターデザイン・総作画監督:田澤潮
    美術:丹治匠・新海誠
    音楽:天門
    ラインプロデューサー:伊藤耕一郎(CW)
    広報:遠田尚美(CW)
    プロジェクト管理人:川口典孝(CW)
    製作・配給:コミックス・ウェーブ
    配給協力:ファントム・フィルム

キャスト

    • 声の出演:吉岡秀隆、萩原聖人、南里侑香、石塚運昇、井上和彦、水野理紗
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