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本間由人パッションショー『ヤンキーエレジー』

上映会場:柏市 アートコンプレックス 「MONAIZO」
上映時間:2005年10月15日 17:00〜
上映会場:柏市 ダイニングバー 「Roof」
上映時間:2005年10月16日 12:00〜

第3回PJ映像祭コンペ部門 PJ大賞・観客賞
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2004オフシアターコンペ部門 哀川賞
第2回西東京映画祭自主製作映画コンペ部門 準グランプリ&観客賞
第3回盛岡自主制作映画祭MOVIN'3 フィルム部門グランプリ
2003年/日本語/16分

監督:本間由人

1976年、福岡県北九州市小倉生まれ。ニューシネマワークショップで映画作りを学ぶため、2002年上京。小学校のクラスメイトをモデルにして書いたシナリオが実習制作作品に選ばれ、初めて監督した『ヤンキーエレジー』が各地の映画祭で絶賛された。続いて『飲尿白書』『僕のリビドー』と制作する。

物語

志望校に落ち、不良ばかりの高校に進学した吉彦は、校内で浮かないように、格好だけは周囲に同化させていたが、成績は常にトップクラスでなぜかメガネ姿。そんな吉彦が、本物のヤンキー清から小学5年の弟“軍司”の勉強を見てほしいと頼まれる。徐々に成績の上がる軍司に、うれしくなる吉彦だが、しばしばボンタン狩りにあう日々は変わらなかった。
ある日点数が悪かったとベソをかく軍司のために、吉彦はこっそりテストを書き換える。しかし兄の清にすぐにバレ、飛び蹴りを食らう。成績は悪いが嘘は大嫌いなのだ。すっかり落ち込む吉彦の前にまたボンタン狩りがやってきた……。17歳の誕生日を迎え、青春真っ只中の吉彦に明日はあるのか?!

解説

「PJ映画祭」など数々の映画祭で審査員、観客共に多くの支持を集めた『ヤンキーエレジー』の本間監督。同作品と2本の新作を加えて上映します。
志望校に落ちた吉彦は、札付きの不良高校に進学。校内で浮かないように、と格好だけは周囲に同化させていた。『ヤンキーエレジー』は、本人は一生懸命なのに何故か周りとズレてしまう人間のおかしさを描きます。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアターコンペ部門で審査員長・哀川翔さんに絶賛を受けた作品です。
自分のおしっこを毎朝欠かさず飲み続ける統彦(のりひこ)は、同棲中の今日子にそのことを言えずにいた……。『飲尿白書』は、カップルの秘密を巡る悲喜交々の物語。
『僕のリビドー』では、売れない漫画家の兄と宇宙飛行士の弟の、抑え切れない性欲が結びつける不思議な中を描きます。高校時代から弟の彼女に憧れ続けていた兄は、彼女が棄てられたと知るやついに告白しようとしますが……。
端から見るとズレてて笑っちゃうけど、どこか思い当たる所がある憎めないヤツばかり登場する本間作品。エンターテインメント性と作家性を併せ持ち併せた新しい映画作家“本間監督”の世界をお楽しみ下さい。

スタッフ

  • プロデューサー:韮澤智三郎
    撮影:坂元鬼啓二
    制作:高岡里恵
    照明:小舟統久
    助監督:井上都紀・山岸周作・福永真弓
    撮影助手:高橋大輔・氷川一喜

キャスト

  • 蛭田正継、日置滋土、後藤史也(劇団ひまわり)、野尻琢磨、ワル、竹内佑輔
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