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Maestro

上映会場:柏市 柏駅西口のアジアンテイストの”なごみカフェ” 「Cafe Line」
上映時間:2005年10月15日 17:30〜 / 2005年10月16日 15:00〜

2003年/アメリカ/87分/ナウオンメディア

監督:ジョセル・ラモス

テキスト待ち

物語

 今日の世界的なダンス・ミュージックの発展、一般化のルーツは1970年代ニューヨークのアンダー・グラウンドシーンのトップDJ達に起源を発していると言われる。その当時のトップDJ達に焦点を当て、クラブカルチャーの起源、精神、そして発展の歴史を現代に伝える。またダンス・ミュージックの歴史を知る上で、忘れてはならないドラッグやゲイといったカルチャーの影響の一面も色濃く捉え、アウトサイダー達の自由への願いが平和的反抗のムーヴメントを生み出していく過程や、そこに蔓延した数々のドラッグの実体、そして彼らの理想郷と思えたアンダーグラウンドシーンを引き裂くHIVウィルスのよる恐怖と悲劇の終焉まで克明に描く。本作品はニューヨーク・アンダーグラウンドの社会的、文化的側面までも深く追求し、我々に訴えかけてくる。
  色褪せない伝説の数々を、当時の先駆的なDJ達から現代のトップDJ達まで様々なインタビューを交え、NYアンダーグラウンド・ダンスシーンの真の姿を顕わにしていく。当時のフロアの貴重な映像を多数収録し、DJたちがアンダーグラウンドの世界に作り出したユートピアを、当時のダンスフロアーの熱狂そのままに現代に蘇らせる。

解説

クラブミュージック・カルチャーと聞いて、どんなサウンドや楽しみ方を想像するだろうか?アダルト層には馴染みが薄いかもしれないこのカルチャーは、「DJの選曲によって、レコード音楽によってダンスをする・盛り上がる為の社交場」がクラブであり、そこから派生する様々な音楽やファッションなどを網羅したものと言える。日本のみならず世界的に既に定着した感のあるカルチャーであるが、現在のクラブミュージックの原点を辿ると、本作で紹介される1970年代のニューヨークがベースとなる。
音楽的に言えば、そういった場で流れていた音楽は4つ打ち(4拍子的)というリズムの上に成り立つダンスミュージック。それがのちに"HOUSE MUSIC"と呼ばれるようになった。今日テレビやラジオで流れてくる音も、実にハウス的なものが多いことがわかる。一般的になったこのハウス的サウンドや、全国に数千軒あるとされる大小様々なクラブでの楽しみ方が若者の中で一般化し、商業としても成立しているそのシーンの源流を辿る上で、非常に貴重な映像と重鎮達のコメントを記録したバイブル的作品である。Clubに通うファンには、そのルーツを知ってより楽しむ事が出来るだろう。

スタッフ

  • 製作総指揮:ハーブ・ラモス
    共同プロデューサー:ジャマイ・J・ドーセット/カルヴィン・マーク/エドマー・フローレス
    編集:ジョセル・ラモス/エリック・モーマン
    編集補助:サラ・クルシャー/チャド・スミス

キャスト

  • ラリー・レヴァン、デヴィッド・マンキューソ、フランキー・ナックルズ、ニッキー・シアーノ、フランシス・グラッソ
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