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Alternative Children

上映会場:柏市 ダイニングバー 「Roof」
上映時間:2005年10月15日 13:30〜 / 2005年10月16日 18:00〜

2005年/日本語/110分

監督:松林紘幸

1979年12月14日生まれ
東京映像芸術学院在学時から数多くの自主映画を作成。テレビ局に5年勤務し、ドキュメント番組のディレクターとしての仕事の経験を経て、現在の映画活動に入る。2004年に映像ディレクターとして24才の時に独立。映像会社「chefilms」を設立する。現在、映画制作はもちろんのこと、DJなど幅広く活動を行っている。今回の映画「Alternative Children」が独立後の第一作目となる。現在も第2作目の製作に向けて活動中。

物語

それはこの国の真ん中から少し外れたところにある孤児院のお話し。
その孤児院『なかま』で彼らは里親が現れるまでの間集団生活を送る。
彼らは身の回りの事は全て自分達でやる、共に働き共に遊び共に食べ共に寝共に喧嘩し共に成長する。
その小さな体の中に静かな強さを持ったリョウ。不器用ないじめっこのイブキ。マイペースでのんびり屋なレオ。・・・。そんな彼らの個性がぶつかりあい、ひとつになりして小さな社会を形成していく。
その子供達の姿に、誰にでも、あなたの中にもある。幼かった頃の記憶にない記憶の話。
匂い。空気のや空や土の匂い。
遠い彼方、記憶の片隅、しかしながら確実に存在する、存在した自分、空間。
確実に何かを感じ何かを見ていた自分。
匂いや何かの瞬間にだけほんの一瞬生々しく鮮明な胸騒ぎがして、私たちはそれが何だかわからない。それがほんのわずかな記憶の光を放つ瞬間。
それを掴むすべもない私たち。
これはあなたにもある「記憶にない記憶」。
そんなお話し。

解説

虚構か現実かの区別がつかないような映像表現をしたかった・・・。テレビの世界でドキュメンタリー番組ディレクターとしての経験を通し、そのような映像のもつモノに惹かれ、ドキュメンタリータッチの手法に挑戦したのが今回の「Alternative Children」である。物語とドキュメンタリーの融合。脚本があるのに物語じゃない、これは現実なの?と見た人に印象を与えるような映像を作りだしたかった。この手法を使う事により、主人公である子供達の感情や行動がよりリアリティのあるものに、より自身に近いものとして見るものの心に届く。そんな風に感じてもらえたらと思う。この映画は、今後もこのような映像表現を追求していくための第一歩としての作品と考えている。

スタッフ

  • 監督・脚本・撮影・編集:松林紘幸
    ナレーション:CAPIEZ Fabrice
    音楽:Christina song
    デザイン:佐藤慶臣

キャスト

  • 小林遼宇、小笠原伊吹、小林玲音、小笠原海里、井上慎太郎
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