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逆鱗組七人衆

上映会場:柏市 スペイン料理店「アモール・デ・ガウディ」
上映時間:2005年10月16日 17:00〜

2005年/日本語/109分/Rei23提供

監督:市川 徹

平成5年“日本映画の笑いに新風を吹き込もう”と、自分で「ファンキーモンキーティチャー」の新シリーズの監督を始める。以来、山崎邦正主演で「パッパカパー」シリーズ、「一、二の三四郎」(東宝=佐竹雅昭)「花の女子アナ」シリーズ、実録ヤクザVシネ「実録・土佐游侠外伝〜鯨道」社会派問題作「侠嵐」、映画「実録・広島四代目」(主演・加藤雅也)最新作は、嵐山光三郎原作コメディー映画「逆鱗組七人衆」など48作品を監督、プロデュース作品34本、脚本作品21本と、幅広いエンティンメントの創造を行っています。

物語

債権回収、恐喝、賭博などを生業とする有限会社「逆鱗組」は、神奈川県川崎市新丸子に本拠を置く新興暴力団である。「逆鱗組」の組長・浅田彰の信条は「決して堅気の人には迷惑をかけるな!」だった。小さな組織であるが、どこにも属さない異色のヤクザ組織だった。しかし、川崎には大組織・笹山組があり、笹山組にとって逆鱗組は目の上のたんこぶだった。しかし、逆鱗組に手を出すことができないのは、逆鱗組の若頭いや営業主任のヤマダが、大物組長柳沢三造の元子分で、筋金入りの“男”であるからだ。そんなヤマダであったが、家に帰れば娘の小学校“お受験”という難題を抱えていた。そして、娘が受験する聖恩学園の脇田理事長が博打に狂い、借金の形の手形が笹山組の手に渡ってしまう。ヤマダは笹山組・岡崎に一世一代の勝負を申し込む。10億円を賭けた大博打である。その勝負に勝ったヤマダは脇田理事長を助け、聖恩学園に平和が戻るかのように見えたが、笹山組が右翼を使い攻撃を仕掛けてきた。娘の入学が決まった聖恩学園を救うべくヤマダをはじめ逆鱗組の面々が集結し、逆鱗組VS笹山組の最後の壮絶な闘いがはじまる!

解説

世はすでにコメディー映画ブーム。脚本家宮籐官九郎が「真夜中の弥次さん喜多さん」というハチャメチャコメディーを監督、そしてあの「逆境ナイン」が映画化され、チャットから飛び出た「電車男」が日本映画久々の大ヒットになった
映画「ファンキーモンキー・ティーチャー」(間寛平主演)、映画「一、二の三四郎」(佐竹雅昭主演)、Vシネマ「パッパカパー」(山崎邦正主演)などコメディー映画を中心に監督してきた市川徹久々のコメディー作品。原作は文壇の不良中年、嵐山光三郎抱腹絶倒の任侠ユーモア小説。主演は実録任侠映画において第一人者となった武蔵拳が初のコメディー映画に挑戦。その奥さんに元ウィンクの鈴木早智子が、片肌を脱いで初の女壷振り師を熱演するという力の入れよう。「月はどっちに出ているの」ルビーモレノ久々の日本映画出演で、こちらも片肌脱いで初の女壷振り師を怪演。その上、ルビーの長男近藤ケイと初競演という話題つき。そして、武蔵さんの部下の七人衆を演じる、荻野貴匡(片岡鶴太郎の息子)、シンガー・ソングライター間慎太郎(間寛平の息子)の2世タレントはいずれも映画初出演。
任侠映画界に欠かせない堀田眞三、松田優と、コメディータッチな演技ぶりのデビット伊藤、土平ドンペイ、築出静夫、竹匠などが軽妙な演技を見せる。そして、吉本興業から村上ショージ、かつみ さゆりらが出演。

スタッフ

  • 原作:嵐山光三郎「逆鱗組七人衆」(新潮社刊)
    製作:萬田 孝智・岡田 国昭・大森 玲子
    製作協力:エム・トレード・嵐山光三郎事務所・スカーフェイス・Rei23
    企画:RICE・さざ波
    監修:山本集
    プロデューサー:鈴木一博
    ラインプロデューサー:山地 昇
    脚本:渡 正・市川 徹
    撮影:下元 哲
    助監督:村田 啓一郎
    録音技師:功刀 康久
    制作:堀内 蔵人
    美術:西村 徹
    編集:小美野 昌史
    音楽:板倉 雅一
    制作ディスク:喜多知子
    車輛:ストロングワーク
    衣裳:松川好伸(第一衣裳)
    スティール:大崎 正浩
    デザイン:石橋 一雄
    アートディレクター:永島 明
    製作:逆鱗組製作パートナーズ:有限会社さざ波
    企画・編集・監督:市川 徹

キャスト

武蔵 拳、上平瀬龍也、築出静夫、いぐち武志、土平ドンペイ、荻野貴匡、間慎太郎、鈴木早智子、堀田眞三、松田優、ルビー・モレノ、上野未来、大山克巳、デビット伊東、山口可蓮、宝創男弦錦、竹匠、日出郎、村上ショージ、かつみ、さゆり
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