東葛地区とは?
千葉県の北西部、我孫子、柏、流山、野田、松戸の5市のエリアを総称して「東葛地区」と呼びます。JR常磐線沿線のこの358平方キロに住む人口は130万人。商業、製造業が盛んなほか、主に戦後開発されたベッドタウンとして、毎日24万人もの社会人、学生を東京へ送り出しています。特に、国道16号沿線には、常に時代のトレンドを決めてきた団塊の世代、団塊ジュニアが多く生活しています。一方で郊外には、昔ながらの豪農の屋敷も残っており、新旧、都会と自然が渾然としている地域でもあります。
近年は、Jリーグ・柏レイソルが東葛地区をホームタウンとしているほか、NECラグビー部が我孫子に、女子バスケットのJOMOサンフラワーズが柏に、それぞれ拠点を置き、エリアのブランド力を高めています。また地区内にある手賀沼は、多くの野鳥が飛来し、紀宮様のお勤め先である山階鳥類研究所があることや、明治時代には多くの白樺派の文人が集ったことでも知られています。
地域の集客力は高く、常磐線のほか、東武野田線、国道6号、16号を使って、茨城、埼玉にも商圏が広がります。特にJR柏駅周辺は、柏高島屋、そごう柏店、丸井柏店などが出店し、柏市の商圏人口は230万人にまで広がります。若い女性向けのブランド店も都心から次々と進出、古着屋も100店を超え、「東の渋谷」とも呼ばれています。ストリートミュージックの街でもあり、柏駅周辺には関東一円からミュージシャンたちが腕試しに訪れています。また地区内には、東大の柏キャンパスをはじめ、東京理科大(野田)、中央学院大(我孫子)など12の大学があり、3万2000人の大学生が活動しています。